2010-08-18
ECFA強行採決への抗議声明
8月18日に開かれた第十四期第二次中央執行委員会で、「両岸経済協力枠組 (ECFA)」を立法院が17日に強行採決されたことに対する抗議声明を採択した:
1.
国民党は独断と専横で、国内の強い反対と民主的手続きを無視して、立法院においてECFAと関連議案の採択を強行した。これに対して民進党は強い怒りと悲しみを表明する。特に香港が最近中国とCEPA締結したことで貧富格差が拡大し、社会的対立が激化していることについて反省の声が台頭しているのに、馬政権が香港の後塵を拝すことを望んでいること、それ以上に破廉恥にもECFAが台湾の貧富格差を縮小するなどと主張していることだ。こうした横暴が台湾社会の対立激化という代価をもたらすだろうと警告する。
2.
ECFAは台湾社会の富の分配を逆向きに進めることになり、台湾経済の命脈が中国の枠組みに縛られることを意味する。本党は台湾社会に対してECFAがもたらすデメリットを説明し、国会の場において最大限に監督の力を発揮していきたい。今後ECFAのマイナス効果は徐々に現れてくることになるだろう。民進党は国会における少数派であるが、責任政党として損害を受ける産業と海草の権益を確保し、貧富格差が進行しないよう力を発揮してゆきたい。