2010-08-23
ECFAで馬政権支持率増えず、焦る国民党、ネガティブキャンペーンに乗り出す
ECFA締結はあれだけ鳴り物入りだったにもかかわらず、馬英九と呉敦義の支持率はまったく上昇する見込みがないどころか、下がる一方である。つまり、ECFAは馬政権の目論見と裏腹に国民にそっぽを向かれているということだ。それに焦りを感じているのか、国民党は最近、年末選挙に向けて民進党候補を罵倒するネガティブキャンペーンに乗り出している。
これに対して、民進党は国民党に警告する。国民が与党の国民党に求めているのは確かな業績と福祉であって、他人を攻撃することではない。国民党は一刻も早く無意味なネガティブキャンペーンを停止すべきである。
国民党秘書長金溥聰とスポークスパーソン蘇俊賓は最近、蘇貞昌・台北市候補の攻撃キャンペーンを展開し、総統府までもが新北市長候補の蔡英文主席攻撃に乗り出した。
総統府スポークスパーソンの羅智強は、政府ではなく、まるで国民党スポークスパーソンに成り下がったようだ。
最近ビジネス雑誌の遠見が発表した世論調査によると、ECFA締結後、馬英九の支持率は3割前後と低空飛行を続けており、不支持率はむしろ57%と記録を更新した。
呉敦義の支持率は35%程度。内閣全体の不支持率は5割を超えている。
国民党の無能に国民の不満が高まっていることを示している。