第十四期第一次全国党員代表大会(党大会)を開催 07-18
民主進歩党は7月18日、台北市立敦化國中(中学校)で第十四期第一次党大会を開催した。
党費・財務管理関連の内規改正案を採択、また、陳金徳代議員から提案された「林義雄元主席再入党」案も承認した。
幹部委員の選任が行われた結果、
第十四期仲裁委員:陳繼盛、洪貴參、廖學興、陳傳岳、楊芳婉、葉賽鶯、黃瑞明、郭吉仁、陳耀祥、周弘憲、廖健男
第四期廉政委員:許志雄、顧忠華、黃昭元、張富美、張天欽、王茂雄、陳榮隆、邱駿彥、張炎憲、陳美伶、陳重信
中央執行委員:謝長廷、林佳龍、何志偉、林耀文、莊瑞雄、鄭文燦、蔡憲浩、許智傑、段宜康、鍾鎮宇、潘孟安、劉建國、陳明文、蔡同榮、羅文崇、吳富亭、洪智坤、張宏陸、余政憲、蘇震清、周萬育、林錫耀、王定宇、呂秀蓮、陳亭妃、周玲妏、顔曉菁、徐佳青、吳亞蓁、呂孫綾、陳其邁
中央常務委員:謝長廷、蔡同榮、段宜康、林佳龍、余政憲、蔡憲浩、何志偉、陳明文、顏曉菁、徐佳青
中央評議委員:邱議瑩、許錦構、陳勝宏、許金鈍、趙文男、黃劍輝、林岱樺、許淑華、陳宗彥、李建昌、陳秀敏、主委(委員長)に陳勝宏
蔡英文主席:幸福かつ誇りが持てる街づくりを 新世代の緑の理想実現に向けて 07-18
民主進歩党は7月18日、第十四期第一次党大会を開催し、蔡英文主席が次のように開会の挨拶を述べた
民主進歩党はひとつの政党として政党間競争をやめるわけにも、政権を獲得する夢をあきらめるわけにもゆかない。それは政党政治の本質だからである。しかし、その背後には、政党としての真の責任は何かと考える必要がある。それは次の世代の子供たちの顔を見れば、その答えが見出せると思う。
24年前に結党されたころ、あるいはさらに昔、現在ここに在席されている多くの先輩たちが長年にわたって台湾の民主化の道を切り開くべく身を犠牲にされてきた。
その道にそって、台湾は今日の豊かさと繁栄と多様かつ豊富な文化、独立不羈の国家を持ち、そして現在の世代が固く信じている「台湾の価値」を持つことに成功した。
われわれは先輩方が築き上げたこれらの資産の上にたって、次の世代にいかなる資産を引き継いでいくべきかを考えていく責任があるのではなかろうか?
この答えは、幸福であり、栄光ある街づくりではないか?
幸福とは、子供が生まれた瞬間から、最善のケアと最も安全かつ良質な環境で育て、自由な思考をはぐくむ多様かつ綿密な教育を受けさせることができ、またその才能を発揮できる十分な雇用機会を与えることができ、さらに安心して家庭を築き高齢者をケアし、育児することができること、それが幸福の意味である。
誇り、それは子供が幼児のころから自分の土地に愛着を持ち、その周囲の環境と生態を愛し、豊かで多様な文化の中で、自らの故郷を誇り、さらに台湾という国を誇れることである。自分を見失ったり、故郷を捨てたりしないことでもある。それが誇りである。
幸福を追求することはすべての人の天賦の人権である。誇りを感じることは、すべての人間の願いである。われわれが政治に参加するときは、次の世代に幸福と誇りを伝えることができなければ、何の意義があるだろうか。
今年の五都選挙は、与党である国民党にとっては、政権防衛の戦いとなるだろう。そしてわれわれ民進党にとっては国民の幸福と誇りのための一戦となる。それは国民が良質な生活を享受し、安全なコミュニティ生活を送れるようにするための一戦であり、国民が最大限のケアを受け、十分な雇用機会を確保できるようにするための一戦でもあり、国民が便利な運輸システムを利用することができ、すばらしい教育を受けられるようにするための一戦である。
われわれは緑(民進党)の政治という看板が永遠に光り輝くものにすることを誓う。それはすべての国民は、緑の夢を持っているからだ。緑とは、台湾本土という意味ではもはやない。それは次の世代による緑の政治であり、ハイテク、環境保護、正義、革新、良質の政治を意味するものだ。
次の世代の緑の夢を実現することは、幸福かつ誇りを持てる街づくりを実践し、幸福かつ誇りを持てる国家をつくることである。
われわれはその責任から逃げてはならない。その責任とは、われわれが持つすべての力を傾けて達成し、実現することができる。11月27日には、われわれは勝利し、誇りあり未来、幸福の未来を切り開いていこうではないか!
民主進歩党第十四期第一次党大会・大会宣言: 次の世代に誇りと幸福を 07-18
長期的視野を持つ政党は当前の問題にだけとらわれてはならない。責任政党は、現在生きている世代の幸福だけを考えるものであってはならない。
現在生きている世代の台湾人が享受している民主主義、経済の豊かさ、多様な文化、独立した国柄、そのいずれもが、上の世代の犠牲と貢献によって獲得されたものである。先人がもっていた長期的視野は今のわれわれに豊かな歴史的遺産をもたらし、それによって今日の台湾があるのである。 そこで、われわれ自身も、次の世代に対してこの誇りを伝承し、幸福な社会を建設していく責任がある。民主進歩党は台湾における最も重要な土着政党として、この責任から逃れてはならない。
しかしながら、現在与党の国民党は台湾の価値から遊離した政治を行い、先人が残した歴史的遺産をすりつぶし、次の世代の将来性を圧殺している。馬政権の対中傾斜政策は台湾の民主主義と人権を蝕みつつあり、経済の自律性と文化の独自性の喪失を招きつつある。また、財政規律は破綻し、生態環境保護は軽視されるなどしている。こうしたもろもろのために、次の世代は大きな代償を支払わされることになるだろう。執行力と方向感を失った国民党の地方政治は、人々の誇りを奪い、現存の幸福すら奪っている。こうした逆流は簡単には逆転できないように見え、われわれの世代は後の歴史から厳しい評価を受けることになるだろう。
先人が築き上げた歴史的遺産を守るために、われわれはこれ以上、台湾が誤った道を歩み、それが不可逆となることを座視してはならない。次の世代が誇りと幸福を維持できるようにするために、われわれは自らこの重要な時期に立ち上がらず、歴史の逆流を阻止できないという選択をすることは許されない。
民主進歩党の存在意義とは、常に新たな時代を切り開き、台湾の価値を守ることにある。われわれはそのために過去の失敗を教訓として一回ごとの戦役で勝利を固め、歴史の逆流をこれ以上進めないようにして、さらにはそれを正しい前向きの方向に変え、より大局に向かって流れるようにし、未来に向かって、常に問題を克服していかなければならない。